2016年9月 ARCHIVE

Koichi Terasaka illustration exhibition 「Koffie」

来月10月のヤルクコーヒーは寺坂耕一さんのイラスト展をおこないます。
珈琲に魅せられた紳士淑女の日常風景。約10点のイラストレーションを展示致します。期間中DMをお持ち頂き、コーヒー豆を200g以上お買い上げのお客さまに「Koffie Blend」100gをプレゼント。

コーヒーが美味しく感じる季節です。素敵なイラストとともにゆっくりした時間をお過ごしください。

開催期間:2016/10/1(Sat)~10/30(sun)

展示点数:約10点(額装)

使用画材:アクリルガッシュ、水彩紙

プロフィール:

寺坂 耕一(Koichi Terasaka)
1973年生まれ。
日本大学芸術学部写真学科中退後、セツ・モード・セミナー卒業。
書籍の装画、挿絵、CD、広告を中心にフリーのイラストレーターとして活動中。
主な仕事に「レ・ミゼラブル」装画(新潮文庫)など。

第179回 水野学氏のチョイス 入選(玄光社・イラストレーション)
第193回 芥陽子氏のチョイス 準入選(玄光社・イラストレーション)
装画を描くコンペティションVol.11 大滝裕子賞(Gallery House MAYA)

http://www.k-terasaka.com

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エルサルバドル シベリア農園 パカマラ

今が旬の中米エリアからエルサルバドルの大粒品種パカマラが初登場です。
エルサルバドルはあまり馴染みのない産地かと思いますが、1950年頃にはコーヒー専門の国立研究所が設立されるなどコーヒーが国の重要な産業になっている生産国です。パカマラという品種もこの研究所で開発されたもので今日のエルサルバドルの主要な品種となっています。1870年に設立されたシベリア農園は、現在の農園主で4代目という非常に歴史の長い農園です。

このパカマラが植わっている区画は非常に急勾配の斜面でかつ強風が吹くという厳しい環境あり、その為か大粒の品種にありがちな間延びした平たい味わいとは違い、くっきりとした酸を持っているのが特徴です。
サッパリした口当たりはとても滑らかで柔らかくレモンのように爽やかな酸味が心地よい甘みに変わっていきます。
「酸っぱい」とは違う綺麗な果実の酸味を感じられるコーヒーです。
今が旬ですのでぜひお試し下さい。

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コロンビア ブエナ・ビスタ農園

前回、販売したラ・チョレラ農園と同じ南部ウィラ県ピタリト市のコーヒーが入荷しました。
農園主のエディエールはラ・チョレラ農園の農園主ペドロと友人関係にあり、ペドロ同様に周辺農家への技術指導をするなど、地域のコーヒー品質の向上にも情熱を注ぐ生産者です。独自に考案した精製方法や、科学的な分析による最適な収穫時期の見極めなど高品質なコーヒー生産への努力をしています。

今回販売する豆は輸出業者(買取業者)から品質の最高ランクであるAAAを取得したもので、全生産量の内のほんの一握りしか生産できない稀少なものです。香味はこれまで販売したウィラ県のコーヒーのような柑橘の酸味ではなく、カシスや赤紫色のベリー系の果実を思わせる酸としっかりとしたコクが特徴です。やはり今回のコロンビアも少量入荷ですのでお早めにぜひお試し下さい。

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コスタリカ ロス・クレストネス アラスカ農園 ラ・シーマ区画

コスタリカの独立系マイクロミル(小規模な精製所)ロス・クレストネスより、素晴らしい香味のコーヒーが入荷しました。ここ10年弱で世界的にも高級コーヒーとして知られるようになったコスタリカ。裏庭的な小さな農地をもつ生産者が多く、以前は摘み取ったチェリーをそのまま買取業者に引き渡して現金化していました。

しかし自分たちで精製を行い高付加価値をつけて一般のコーヒーとの差別化を図ろうという動きで誕生したのがマイクロミルと呼ばれる小規模な精製所です。ロス・クレストネスは2007年頃に設立されたマイクロミルの発展期の中核を担うミルで、現在も品質の向上に努力を惜しまない姿勢は変わる事がありません。

今回販売するアラスカ農園はクレストネスミルの代表を務める農園で、その中でも1900m近い高標高の区画のものです。小粒な果実の濃縮感のある酸味とコクのバランスが良くクリームのような滑らかな食感が独特です。農地のテロワールもさることながら、丁寧に最善を尽くして作られたコーヒーとはこの事だなと思わせてくれるとにかく素晴らしい仕上がりのコーヒーです。ぜひお試し下さい。

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ケニア ンダロイニ ファクトリー

ケニア屈指の優良産地、ニエリ県からニュークロップが入荷しました。
生産の歴史も長く香味の安定した作り手で毎年オークションで高値で取引されるのも納得できます。香味は黒や赤紫のベリー系の酸味が感じられ、焙煎から日が経つにつれて赤ワインのような複雑さが出てきます。
ケニアというと重厚で力強い酸のイメージですが、6月入港のニュークロップ(新豆)のため今は軽快でフレッシュな酸味を楽しむことができます。
是非、お気に入りの雑誌でも読みながらこのンダロイニでゆっくりした時間をお過ごしください。

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