ケニア カラツ・ファクトリー
カラツファクトリーは中央州キアンブ県にある、現在696名の農家が所属している歴史のあるファクトリーです。
このエリアの年間降水量は1500mmほどで、3~5月と10~12月に計2回の雨季があるため収獲期が2回訪れます。
このファクトリーを初めて飲んだ10年以上前の印象は、こんなケニアの香味もあるのかと驚いた記憶があります。
それまでケニアというと、ケニア山周辺のニエリ県、キリニャガ県などのファクトリーが上質なケニアの香味を生み出していましたが、離れたキアンブ県でこんなに素晴らしいコーヒーが出来るのかとケニアの奥深さを感じたものでした。
香味はケニアらしい豊かな果実味が感じられます。赤紫色の果実、ベリー系を思わせる明暗あるフレーバーと、更に冷えると採りたてのトマトのような酸と複雑な味わいの赤ワインなども感じられ、柔らかなコクとクリーンな飲み心地の良さも特徴のひとつです。この時期のケニアも是非、楽しんで頂きたいコーヒーです。