二本の国鉄セイコークラウン
『時が流れて変わるもの』
2020.10.10sat~10.31sat
今回の展示では珍しい時計が展示されてます。
『国鉄セイコークラウン』その名の通り60年代国鉄の車掌乗務員のみに配給されたといわれている腕時計です。
セイコーファンの間でも実物は滅多にお目に掛かれない時計の一つ。
配給という事で、もちろん一般には販売されておらず現存数もかなり少ないと思われ、後に国鉄の腕時計はシチズンに変更されています。
セイコーマニアや鉄道マニアが探し求めるこの時計の特徴は、当時では珍しかったセコンドセティング(秒針規制)と、やはり丸みのあるアラビア数字に赤い秒針ではないでしょうか。世界各国の鉄道時計を見ても視認性を重視した文字盤を見かけますが、このクラウンのデザインは本当に素敵なデザインだと思います。
今回のテーマは『時が流れて変わるもの』ですので、文字盤には時代が流れた味わいが見て取れますが、なかなかお目にかかれる時計ではないので是非この機会にご覧ください。